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「ER」2nd season 第9話 その3 リドカイン中毒


若い女性が失神したと、姉が連れてきます。

■13分52秒–14分58秒
skateで頭部を打撲してSt. Anne’s (Hospital) で縫合を受けた。
seizure:痙攣

Pupils equal, round, reactive.

瞳孔は同大、正円、対光反射あり。(1st season第3話その2参照)
頭部打撲、頭痛も訴えていた後の痙攣なので
Dr Lewis はまずCT撮影をorderしました。

■16分05秒–16分40秒
痙攣の後で覚えていないようです。
confuse:混乱する
と言っている間に再び痙攣がおこりました。
Valium:抗痙攣薬(一般名:ジアゼパム)のアメリカでの商品名です。
ちなみに、胃の検査で飲むのはバリウムBariumです。

■17分20秒–18分40秒
痙攣の治療を続けています。
Dilantinも抗痙攣薬(一般名:フェニトイン)です。

痙攣の鑑別のため既往歴を質問しています。

Is she on any drugs?
 なにか薬をやっていませんか?

Diabetic?
 糖尿病の既往はありませんか?

Is she allergic to lidocaine?
 リドカインにアレルギーはありませんか?

lidocaine は局所麻酔薬の一般名です。
不整脈にたいしても使用されます。(1st season第1話その3参照)
Novocaine も局所麻酔薬(プロカイン)の商品名です。商品名なので頭が大文字。

Phenobarb:Phenobarbital抗痙攣薬(フェノバルビタール)の商品名

lidocaineを多量に使用していたらしい。とのことで
過量投与による中毒を疑い、血中濃度をorderし、
St. Anne’s (Hospital) から診療記録を取り寄せました。

St. Anne’s gave her a toxic dose of lidocaine.
アレルギーではなく過量投与でした。

Her level was nine.
リドカインの血中濃度の安全域は3µg/ml以下です。
5µg/ml以上では眩暈・しびれ・痙攣・意識消失などが出現します。

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