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あけましておめでとうございます
なかなかブログ書けず申し訳ないです。。。
今年の目標はブログを月1回は更新する!にしようと思っている、岩下です
ひとまず、今日は“Common diseaseも豊富な大学病院”というお話しです

『大学病院はcommon diseaseが診れないから初期研修には向かない…』

これ、学生・研修医の先生からよく聞く言葉ですよね
でも、それって、本当なのでしょうか?
『大学病院』というだけで、そう決めつけていませんか?

下の写真は、先日(締め切りまじかに(-_-メ)!!)提出された初期研修医の先生のレポートの山です
初期研修医の先生たちのレポート課題はいずれも、何かの医師になっても必ず出会うであろうcommonな症候に関するレポートです
これだけのレポートチェックが救命センターに回ってくるということは、それだけ島根大学病院救命センターで多くのcommonな症候に触れてその対応を勉強できた、ということを意味します
大学病院ですから、○○癌でかかりつけ、○○手術の術後、ステロイド治療中、抗がん剤治療中、、、などの患者さんも多いですが
そのような患者さんでも、発熱、目が腫れた、喉が痛いなどの症状を来たすことはあります
大学病院によってはそのような症状の方は他の医療機関での対応が基本となることがありますが、
我々の島根大学病院は原則的にはそのような患者さんもERで受け入れています
患者さんにとってはかかりつけの病院にかかれる安心感に、学生研修医にとっては学びの機会になります

次に昨年1年間の救命救急センター受診患者数の概算をみてみると
10660人、うち救急車2056件でした
例年の受診者数は14000~15000人ですので、コロナの影響もあり受診控えがあってか例年よりはだいぶ少ない受診者数におさまっています
我々救急科としては、うち200人ほどの入院診療も担当しました
カンファレンスでも「不明熱の鑑別は?」「男性の尿路感染症を診たら何を考える?」などの議論が飛び交っています

島根大学病院の初期研修は、Shimadaizmプログラム救急コースを選択することで、救急科と高度外傷センターとICUの選択を組み合わせることで実質、救急・集中治療ばかり回るローテーションを組むことが出来ます
https://shimadaizm.jp/initial_medicine/index

『初期研修から差をつける』『救急に強い』
そして
『common diseaseをたくさん診れる』
研修をすることが出来ます

ぜひ、一緒に働きましょう