上記の動画は、鹿児島県大隅町の山下大裕さんという映画監督に作っていただきました。彼は日本全国の地域おこし協力隊を取材して映画を作るというプロジェクトを行っています。

救急医学講座と救命救急センター

島根大学医学部救急医学講座は、学生や若手医師の教育機関であり新たな治療を開発していくための研究機関である「大学救急医学講座」、そして地域の救急医療の最後の砦となる「救命救急センター」の2つの機能を持ち合わせています。私たちはさらに、地域の住民の皆さんとも交流を持ち地域を盛り上げていく、地域住民の一人である救急医を目指して行きたいと考えています。

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タイル張りの救命救急センター外観

みなさんはどんな医者になりたいですか?

自分にしかできない技術を身につける、命を救う、難病を治す、新しい治療法を開発する、いずれも素晴らしいことです。しかし、何科の医師になるにしても、その根本は目の前の人をHappyにすることではありませんか?病気が治っても患者に悲しい思いをさせてはいけません。救急医療とは命を救うだけでなく、目の前の困っている人に幸せを供給することがミッションだと考えています。私たちと一緒にそんな医療を創造しましょう。

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救急医学講座のスタッフたち
救急医学講座のスタッフたち

救急医療を通じて人々に幸せをもたらす

救急医学講座の基本理念として「救急医療を通じて人々に幸せをもたらす」ということを揚げます。救急医療とは、プレホスピタル・救急外来・集中治療の3部門と、その礎となる研究も含みます。人々とは、患者、患者となり得る地域住民や県民はもちろん、救急医学講座に所属する医師、島根県内の救急医療に関わる多職種の医療従事者も含みます。幸せの定義は、まずは生命がなければ幸せを得ることはできないということを中心に考え、生命維持のための診療・研究を重視します。しかし、救急医療は状況によって必ずしも生命を引き延ばすだけが幸せではないということを自覚する必要があります。また、医療者自身が幸せでないと他の人に幸せをもたらすことはできないという観点から、自身とその家族のリフレッシュも忘れない講座運営を目指します。

大学病院の責務は、診療・研究・教育が3つの柱であることは変わりありませんが、時代とともに大学病院の役割も変化していきます。日本は世界に類を見ない高齢化と人口減少という時代を迎え、医師は病院で患者が来るのを待っているだけでよいという時代ではなくなりつつあります。時代の流れを読み、柔軟な姿勢で対応する対応能力こそがこれからの大学病院運営に必要とされることと考えます。地域医療、国際保健、医療にとどまらない地域創生、医工連携に代表される学際的分野への関わり、起業によるイノベーションの創出など、従来の大学病院医療の枠に留まらない、自由な発想での多彩なキャリア開発やイノベーション創出を支援したいと考えます。また、それが可能になるよう、自由で創造的な職場環境の構築を行います。